深蒸し茶が風邪やインフルエンザ対策になる?
冬の時期は空気も乾燥し、毎年喉の調子が悪くなるという方も多いのではないかと思います。
風邪やインフルエンザなどのウイルスが流行し始める時期に差し掛かる頃に、
急いで予防グッズを探し回る…なんて方もいるのでは?
2020年からは新型コロナウイルスの流行・蔓延により、
普段からマスクを着用する方が増え、風邪やインフルエンザの流行は減少傾向にあると言われていますが、
急な気候の変化に体が耐えられず風邪をひいてしまうこともあると思います。
緑茶を飲む=ウイルス予防になる ってウソ?ホント?
すでにご存知の方も多いと思いますが、緑茶にはたくさんのカテキン類が入っています。
「緑茶を飲むことで免疫力が上がる」という噂も耳にしたこともありませんか?
実はこれは本当で、カテキンには殺菌作用のある成分が含まれているため
新たなウィルスや細菌が侵入しづらくなることが期待できます。
だから、茶カテキンが多く含まれる深蒸し茶が風邪やインフルエンザなどのウイルス対策に最適なんです!
さらに緑茶にはビタミンも多く含まれているので、
風邪のときに必要なビタミン類も一緒に摂取することができるのも一石二鳥ですよね。
緑茶は温かいものでも冷たいものでも問題ありませんが、
水出し茶はカテキンの抽出量が下がるため、お湯出しすることをお勧めします。
また、飲むときは一度口の中全体に行き渡るように含んでから飲み込むと良いとされています。
なお、魚類やうずらの卵、キノコ類などに含まれるビタミンDもウイルス対策に良いと言われますので
お茶と一緒にお食事として取り入れていただくことをおすすめします。
ただし、カテキンもビタミンも摂りすぎは体に良くありません。適量を守って摂取することを心がけましょう。
風邪予防には「緑茶うがい」
風邪予防には手洗い・うがいが大切なのはお子様でも知っている事実。
もちろん一般的な水うがいでも予防はできるのですが、さらに効果的なのが”お茶を使ったうがい”です。
お茶処の静岡県では、風邪の予防として緑茶でうがいをしている小学校も多いそうです。
では、なぜ緑茶でうがいをすると効果的なのでしょうか?
風邪をひいた時にのどが痛くなるのは、のどに菌がついて炎症を起こしているから。
そんな時に緑茶でうがいをすると、茶カテキンにより消毒され、早く解消されると言われています。
また、お茶に含まれる茶ポリフェノールにはインフルエンザウイルスの増殖を防止してくれる効果があります。
すでにインフルエンザにかかってしまった場合でも、お茶うがいをすることで
他の人にウイルスをうつしてしまうことを防ぐ効果もあるそうですよ。
「うがいし終わったお茶をうっかり飲み込んだら、菌を体に取り込んでしまうよね…」
という不安の声もありますが、ご安心ください。
うがいしたお茶を飲んでしまっても、菌は胃酸で殺菌されますので問題ありません。
風邪の季節は外から帰ってきたら、手洗いと一緒にぬるめの緑茶でうがいをしてみてくださいね。
緑茶うがい+◯◯◯で、口臭予防にも!
緑茶うがいは風邪やインフルエンザの予防にもなるのですが、
うがいをする前に舌磨きをして舌をきれいにした後でうがいをすると、口臭予防にもなるんです!
一石二鳥どころか一石三鳥な緑茶うがい、ぜひ試してみてください。